2022/9/3-4 陸奥

乗れない列車ばかりを求めて ニッチなみちのくの旅

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八戸市街北部の港湾部にある三菱製紙の工場、その引込線が7時半過ぎに「開門」



コキをゴロゴロと押してきたのは八戸通運のDD353 北陸重機工業による産業用機関車シリーズの1両です



ここは八戸臨海鉄道の終点、北沼駅の近く この専用線に近づけるのは公道を渡る2つの踏切前後の100mだけ



北沼駅側の踏切を越えて機関車とコキを解結して待機 北沼駅に着いた八戸臨海の機関車がコキを持っていきます



機関車も後を追って北沼駅手前に付け、八戸臨海からの編成を受け取って工場に戻ります 授受は1日3回が基本



工場から出てきた編成を八戸臨海のDD56が牽いていきます これも北陸重工製



次の授受まで時間があるので保存車ウォッチ 八戸通運のスイッチャーDC3002ですが謎のナンバープレート



10時過ぎ ここの運転は荷の量次第らしく平日でもダメなときはダメ、逆に土曜もチャンスありとギャンブル気味



この機関車は北沼駅手前の分界点を越えないルールらしく、出荷編成との間に控車代用のコキ2両を挟んで出てきます



出荷編成が長いときは機関車(とコキ2両)付けっぱなしだと踏切を支障するので、切り離されて踏切2つの間で待機



またコキを受け取って引っ込みます 外に出ているのは1回20分あまり



出荷〜 満足したので八戸市街へ



山手の小学校 加藤製作所製のトロッコ機関車が鎮座



1970年代まで動いていた住友セメント八戸工場専用線の車両 貨車と人車も残っています



続いて中心街と八戸駅の中間にある八戸市博物館と根城へ



その近くにたたずむ個人所有と思しきサシ581-31 大量に払い下げられた食堂車ですが現存するのはごくわずか



せっかくここまで来たので八戸以北限定運用の青い森703系も撮影



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八戸の朝といえば岸壁朝市 数百の出店が並び早朝から活気にあふれています



八戸から三沢に来ました かつての十和田観光電鉄線の代替バスに乗って、七百の集落へ



七百駅は唯一の交換可能駅にして車庫併設の運行拠点でした



廃線後に七百鉄道記念館として整備され年2回の公開が恒例化していましたが、今回は3年振りの開館



全盛期の貨物輸送の主力、廃線直前まで保線列車やイベントで活躍したED30とED40がお出迎え



大井川鐵道に転出した7200系以外の十鉄車両の生き残りはここに居るだけ



赤+クリームのツートンに濃紺のアクセント、憧れの十鉄カラーとご対面





トラ300は国鉄無蓋車の主力だったトラ40000の同型車



駅の看板から車両部品、線路付帯設備までたくさん残っています











流麗な自社発注車モハ3401と東急から来た海坊主モハ3603



バス窓に吊革のないすっきりした車内 柔和で軽快なデザインは1950年代の地方私鉄とは思えぬセンス



こちらは東京の通勤電車という感じ 個性のある2両の電車が残っています









変電所も小粋







現役時代に微妙に間に合わなかったのを取り返す3時間あまりの滞在でした いい時間だった



十鉄といえばとうてつ駅そば



午後は三沢空港近くの航空科学館に行きました



三沢は太平洋横断挑戦のメッカ





三沢基地の膝元だけあって技術試験機や軍用機の展示が充実

















ブルーインパルスだ〜





ちょっと変わった旅ができて満足


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